小春日和

昨日は立冬 今日は真っ青な空をバックにアメリカ楓が色づいて
小春日和

ようやく季節が冬の入口に。
6日の中日新聞の「中日春秋」には・・・
   ロシアに来たアフリカ人が、故郷に手紙を書いた。「ロシアには、白い冬と緑の冬があります。緑の冬はまだ耐えられますが、白い冬t言ったら…」かの地では、木々の緑が広がる春夏秋も十分寒いという冗談だ▼それに比べ日本の春と秋の過ごしやすさは・・・・と誇りたいところだが、最近の春秋はどうだろう。西日本から北日本にかけての先月上旬の平均気温は、半世紀で一番高かったそうだ▼名古屋を例にとれば、今年最初に真夏日となったのは5月14日で、十月投下までに八十八日もの真夏日が記録された。最多記録である。長い長い夏を乗り越え、ようやく過ごしやすくなったと思ったら、もう明日は立冬だ▼この国のなる夏秋冬の移り変わりの美しさは豊かな詩歌を生む源泉となったが、小倉百人一首の選者でもある鎌倉初期の歌人藤原定価家、安貞元年(1227年)の秋、日記『明月記』にこう記した。「末代に於いては、ただ夏冬ありて春秋なし」▼異常気象が繰り返され、余も乱れに乱れた時代に生きた歌人は、このままでは厳しい夏冬ばかりで春明はなくなってしまうとこぼし、「これは人間界の罪の報いによるもの」と書いた▼定家に、二十一世紀の余は人間が出す温室効果ガスの影響もあって、季節の巡りに異変がおきや九九なってきていると伝えたら、「まさしく世も末なり」となげくだろうか。

  「この間まで、暑い暑いと言っていたのに秋がなくて冬になっちゃったわね」と周りの人との会話を思い出した。

 人間が快適な暮らしを追い求めることで、地球は喘いでいるのでしょうね。 宇宙開発によっていろんなことが明るみになって、それはそれで
 素晴らしいことと思う反面、気分はなんだかつまらなくなってしまったようでもありまする。

    庭の隅っこに名残のシュウメイギクが楚々と揺れていた。
  
小春日和


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
小春日和
    コメント(0)