国立モスクワ合唱団
兄に誘われて、
「国立モスクワ合唱団」のコンサートを聴きに行った。
50年近く前にもなろうか? その頃の日本ではロシア民謡が盛んに歌われていた。私もうたごえ喫茶で覚えてよく口ずさんだものだった。
そんな青春時代に「ロシア国立アカデミー合唱団」を聴くチャンスがあった。 その後、数えきれないコンサートに出かけているけれど、あれほどの強烈な印象を残すコンサートはない。アカデミー合唱団(スベシニコフの指揮だった)の歌声に何日も酔いしれたことを思い出す。
今回のモスクワ合唱団によるラフマニノフの「晩祷」はなじみのない曲ではあったけれど重厚なハーモニーに圧倒された。
2部のロシア民謡は素晴らしかった。会場いっぱいにそのハーモニーが響いた。
男性ソリストと合唱での「ステンカラージン」「夕べの鐘」は素晴らしかった。聴衆のすべてが心を震わせ拍手が鳴りやまなかったほど。その他日本人が大好きなカチューシャ、トロイカ、カリンカ、黒い瞳、アムール川の波などを豊かにうたいあげた。
”ブラボー”と拍手が続いて3曲のアンコールの後は総立ちで拍手・・・
下の写真は開演前のホール
初台の駅からのホールへのアプローチ。ここから多くの人が期待感でわくわくしながらホールに向かう。
10月11日のことでした。